【体験談】私が7ケ月で就労移行支援事業所を辞めた3つの理由

メンタルヘルス

こんにちは、とねっこです!

私はうつ病と診断された翌年に、障害がある人の就職をサポートする「就労移行支援事業所」に通っていました。

体調が安定してきていたものの、まだ働く自信がなかったためです。

しかし、3日ほど体験利用をして本格的に通い始めるとだんだん疑問や違和感を覚えて通う意味が見い出せなくなってしまい、7ケ月で辞めました。

残念ながら就労移行支援事業所に通って得たものはありませんでした。


就労移行支援事業所を辞めた3つの理由

他の利用者の言動がストレスになったから

何かしらの障害を持つ人が集まって同じ空間で時間を過ごすので、他の利用者の言動がストレスになって体調が悪くなったことが何度もありました。

実際にいたのはこんな人たちです。

  • 普段からPCの入力音が大きく、時間制限がある入力訓練で上手くいかないと乱暴にキーボードをたたいて文句を言う。
  • 電話応対の訓練をしたとき、他の利用者が手を離せない状況なのに電話が鳴っていても取らない。(かけるのは積極的)
  • スタッフに作成を頼まれた資料が出来上がると「すごいでしょ、褒めて褒めて」と言わんばかりにスタッフと利用者全員に見せて回り、その場で相手の反応を待っている。
  • 私を含め他の利用者を意味もなくしつこく見続けたり、動きを目で追い続ける。
とねっこ
とねっこ

こういう場所だから仕方ないのかもしれないけど、でもやっぱりストレスが溜まる…

私の他にも上に書いた人たちに困っている利用者がいたのでスタッフに何度か相談しましたが、「本人に伝えておきます」と言われただけ。

特に変化はありませんでした。

カリキュラム内容に物足りなさを感じたから

カリキュラムはPC訓練、電話応対、軽作業、ビジネスマナー、グループワーク、就活準備などがありました。

正直言うと、過去に数年働いた経験があるなら自然と身に付くようなことや本やネットで調べればすぐ分かるようなことばかりで物足りなさを感じることが多かったです。

また、「こんなことで?」と思うような簡単なことでも利用者が何かをやり遂げるとスタッフが大げさに褒めるというのが頻繁にありました。

え、もう終わったんですか!?早いですね~!!

とねっこ
とねっこ

はぁ、どうも…(たったこれだけのことで大げさじゃない?わざとらしいなぁ…)

利用者の意欲UPや自信をつけるなどの理由で積極的に褒めていたのかもしれませんが、嬉しくもなんともないです。

それどころか「バカにしてるの?」とモヤモヤしました。

健常者と同じ働き方である”クローズ”を選んだから

企業に障害を開示して働くことをオープン(障害者手帳必須。手帳があれば一般枠or障害者枠の選択可)、企業に障害を開示せずに一般枠で働くことをクローズと言います。

就労移行支援事業所は障害がある人の就職をサポートするための場所。

オープンで働く人に対しての方が事業所から受けられるサポートが多くてきめ細やかです。

私がいた事業所が行っていたそれぞれのサポート内容は以下のとおりです。

オープンのサポート内容
  • 障害者枠の求人、トライアル雇用、職場実習を紹介してくれる。
  • スタッフが面接に同行して上手く話せないときにフォローしてくれたり、長所や事業所で学んだことをアピールしてくれる。
  • 長く働けるようにスタッフが定期的に職場訪問をして、会社と本人両者の不安を取り除いてくれる。
  • 職場で悩み事や問題が出てきたときは、会社と本人の間に立って解決のためサポートしてくれる。
クローズのサポート内容
  • 面接の練習をしてくれる。
  • 応募書類の添削をしてくれる。
  • 電話や来所で相談に乗ってくれる。

クローズの場合は健常者の就職活動と同じように自分で求人を探して応募します。

一人で面接に行って受け答えし、就職後に何かあった場合は基本的に自分で解決しなければなりません。

最初はオープンで働くことも考えましたが、私は障害者手帳を持っていなかったのです。

申請するだけしてみるという選択肢もありましたが、今後を考えると自分の中からその選択肢は消えました。

オープンにするメリットはもちろんありますが、

  • クローズより職種の選択肢が狭まる。
  • クローズより給与が少ない。
  • 何より周りに障害者だと思われながら働くのは精神的に負担がかかる。

と考えたからです。

とねっこ
とねっこ

クローズで働くならここに通っていたことは履歴書に書けないし、早いうちに辞めた方がいいんじゃないか?

そして辞めることに決め、スタッフにその意思を伝えました。

事業所は利用者に辞められると困る?焦って就職するも失敗…

スタッフに辞める意思を2度伝えましたが受け入れてもらえませんでした。

代わりに返ってきたのはこんな回答です。

カリキュラムの参加を減らして、PCで求人検索をしたり応募書類を作成する時間にあてて構いません。

私たちが応募書類の添削をしますし、面接の練習もできますよ!

辞めるのはいつでもできます。

せっかく縁があって通っているんだし、利用できるところは利用してください!

 

善意で言ってくれたのかもしれませんが、利用者1人×1日1万円の補助金が国から支給されるのでそれが目的なのかなとも思いました。

それに、応募書類を作成している近くで何やら盛り上がっている利用者に交じってスタッフも一緒になって大きな声で話したり笑ったり…

とても集中できるような環境ではありません。

とねっこ
とねっこ

どうやら角を立たせずに辞めるには就職先を見つける他なさそうだ…

そして熱心に就職先を探し始めました。

ただそれは働くためではなく、事業所を辞めたいがために探していたのです。

早く辞めたくて焦りもありました。

就職先が決まってようやく事業所を辞めることができたものの、焦ってよく考えずに採用を決めたため入社まもなく退職する結果となってしまいました。

最後に

ネットで就労移行支援事業所を辞めた人の体験談を読むと、私と同じ理由が見られました。

  • 他の利用者の言動や行動がストレスになったから
  • カリキュラム内容に物足りなさを感じたから
  • 健常者と同じ働き方である”クローズ”を選んだから

まだ体調が不安定な時期なら生活リズムを整えたり、働いていたころの自分を取り戻すために利用する意味を得られたのかもしれません。

私は体調が安定していたころに通い始めたので、残念ながら何も得られませんでした。

障害者のための転職・就職支援でdodaチャレンジというサービスがあります。
ただ、こちらは障害者手帳を持っている人もしくは申請中の人が対象です。
体調が安定してきて体力も戻ってきているなら、このようなサービスを利用するのもいいかもしれません。

それでもやはり「就労移行支援事業所に通ってみたい」と考えているなら、以下の4点を十分に行った上で決めることをおすすめします。

  • 事業所のホームページや体験談などをよく調べて情報収集をする。
  • 実際に体験利用をしてその事業所の雰囲気、スタッフや利用者の様子をしっかり自分の目で確かめて普段行われているカリキュラムを体験させてもらう。
  • 体験利用をしてみてストレスを感じなかったか、その環境に耐えられそうかきちんと考える。
  • 体験できる日数には限りがあるかもしれないが、不安や疑問がなくなるまで焦らずにじっくりと体験する。

社会復帰を目指すあなたにとって、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

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